私たちが長年培ってきた、農業企業としてのノウハウやネットワークを生かし、全国の自治体とその地域の農業者の方々と連携し、農業の育成や課題解決に取り組んでいきます。単なるコンサルティングではなく、対象となる地域、農業者、情勢に合わせて、販路開拓や買い取りまで行う「実践型」プランを行っています。

かつて、農業従事者は「ブルーカラー」と呼ばれる、肉体労働の業種と考えられてきました。しかし、これからの農業には、「ホワイトカラー」と呼ばれる、マーケティングや営業のスキルも必要とされます。さらに、物事を実行する強い精神力と経営力を兼ね揃えた、農業経営者人材「グリーンカラー」を育成すべく、東京農業大学生物産業学部とも連携しております。

日本社会の構造変化とともに、食味や安心安全な品質だけでなく、年間を通じて高品質でかつ安定的な、業務用の野菜・お米の供給量が求められるようになってきています。舞台ファームは積極的に全国の農業者と、広域的かつ緩やかな連携を構築することで、消費者の皆さまへ365日安定的した商品提供に取り組んでいます。

地元企業として農業者支援を行うための拠点として、2019年、浪江町に関連会社「福島舞台ファーム株式会社」を設立。福島県沿岸部を中心に様々な市町村や地元農業者との連携を深めながら、コンサルティングや就農支援、耕作地の拡大など、あらゆる復興支援に従事しています。

実践型農業コンサルティングの一環として、市町村を主体に農業を法人化するサポートを行っています。2016年に連携をスタートした宮城県美里町の事例では、集落営農組織の法人化をはじめ、産地化推進、農業経営指導などに取り組み、迅速な収益化につなげています。